工法概要

更生

非開削修繕工法

マグマロック・スナップロック工法
多彩な工法で、下水道設備の「静脈」を健康に保ちます

既設管路施設には、耐震構造をもたない施設が数多く埋設されています。
地震による地盤変動は、継手部やマンホールと管渠の接続部に被害が集中します。
このような耐震構造をもたない管路施設を耐震構造に改善します。

 耐震構造をもたない管渠継手部は、地震動により側方流動や屈曲による抜出が発生し、継手部の水密性が著しく低下して地下水や土砂の浸入を招きます。また、マンホールと管渠の接続部は、地上に達する縦形のマンホールにほぼ水平に配置された管渠が一体的に接続されているため、地震動により、この部分に被害が集中することが、これまで多くの被害事例で報告されています。
 マグマロック工法は、管渠と管渠およびマンホール直壁の継手部については、レベル2地震動による抜出しに対して水密性を維持する追従機能を有し、また、マンホールと管渠の接続部については、管渠側に円周状の切れ込み(誘導目地)とマグマロックを設置することにより、地震動による地盤のエネルギーを目地に沿ってひび割れを誘導することによって減衰させるとともに、ひび割れ箇所からの地下水や土砂の浸入をマグマロックで防止し、被害を最小限にすることを目的に開発された耐震化工法です。

高度な「耐震化技術」で地震国の管路予防保全を行います。
「非開削修繕工法」は短時間で耐震構造に改善できます。

既設管渠やマンホールの継手部を短時間で耐震構造に!
地震時の応力を目地に集中させひび割れを誘導し、その衝撃吸収効果によりマンホールと管きょの接続部の損傷を防止します。
非開削修繕工法の特長
  • マンホールと管渠接続部を耐震化
  • 通水しながらの施工が可能
  • スリーブ材は工場製品のため品質が安定
  • 更生管にも対応可能
  • 材料製造・流通の履歴が管理追跡できる
耐震工法

マグマロック工法

既設管路施設には、耐震構造を有しない施設が数多く埋設されています。地震による地盤変動は、継手部やマンホールと管きょの接続部に抜出しやひび割れ等の被害が集中して生じるため、このような耐震構造を有しない管路施設を対象に、非開削で耐震構造に改善すべく開発したのがマグマロック工法です。
止水工法

スナップロック工法

老朽化に伴い、管きょの継手部の水密性が低下した箇所からは浸入水(漏水)が発生し、そのまま放置すると浸入水に伴って土砂が流入し、管きょ背面に空洞が進行するとともに、更に放置すると地盤沈下や道路陥没による事故に繋がります。本工法は、円筒形のゴムスリーブとステンレススリーブで構成される材料を管内壁面に設置することにより、長期に高い水密性能を発揮する非開削の止水工法です。